春ですね。

　

「……春、ですね」

超おれ、控えめ発言乙。

　

「「………」」

琥吉と鶴はだんまりを決め込んでいる。

琥は無心に斬馬刀磨いでる。かれこれ３０分位。いっつも磨いだ事ないのに。
鶴はヘッドフォンつけて寝転んでいる…が、どう考えてもプレーヤーの電源は入ってない。


正直、キモイ。

「どうしたんだよ、お前ら。変ってか、きしょい。ベリーきしょい。」

「兄貴にはわかんねーよ」
「そうそう、水野亀吉には分からない」

…は？

「喧嘩、売ってる？キミタチ」

「結構」
「どうでも良い」

「…お、お前ら人が気を使ってだな……」

「要らん」
「気遣いがキモイ」

「……………」

すちゃ。

「は？」

「ちょ、何インカムつけてんの」

「お前らさぁ……二人揃って弱点神秘のクセによぉ……」

「っつか、そのキーボード目に痛いんだけど」

「（あれ、俺防具何着てたっけ…？？やばくｎ）」

「てめぇら春眠してろ！！！ヒュプノヴォォォイスッッッ！！」





・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・


寝てる間にタコ殴り。



「反抗期かしら。だったら大人しく馬鹿親父に反抗してろっての」

っつか、もうオレもパチンコ打てる歳かぁ…。しみじみ。
早く風の噂のフリッカーこないかな。進路記入できないんですけど。